壁打ち雑誌〔グレースケール〕

グレーゾーンに位置する発達障害の学生に向けて発信していきます

「付き合う人は選べ」はガチ

 

「すごい人の周りにはすごい人が寄ってくる。だめなやつにはだめなやつが寄ってくる。だから付き合う人は選べ」

 

 自己啓発でもバズりツイートでもよく言われているあれ、

 じつは社会心理学の話なんです。

 論文も存在します。

 驚きました。偉い人の言葉ではなかったんですね。

 

  そこでわたし、「付き合う人は選べ」の仕組み、トリックを勉強する機会を運よく得られたため、ここにアクセスしてくださった皆さんにむけて発信していこうと思います。まだまだ修行中の身ですゆえ、わかりにくい!!という部分があったらコメントで話しかけてくださるとうれしいなと思います。お手数おかけしますが、よろしくお願いします。

 

 さて、まず付き合う人は選べ理論の柱、根幹となる人間心理ですが――

 

 「身近な他者の存在は、わたしたちの自己概念に大きく影響する」

 

 自己概念。とは

 

 

 

自分で自分を捉えたときのイメージ、自己像のことです。

(心理学用語集際コム)

 

 そのままだった。

 こういうのってわりと漢字で察してしまう部分がありますよね、サンキュー漢よ

  

 

 自分にとって大切な人、影響力のある人のことを「重要他者」と言います。

 

 身近な他者=「重要他者」、こう考えてよいですね。

 その重要他者は、実は自己イメージだけではなく、わたしたちの行動にも影響を与えています。

 身近な兄弟が勉強を競い合ったり、友人に影響されて興味なかったことに手をだしたり。

 心当たりはありませんか?(ミーはある)

 

 これらは無意識にも起こるそうです。

 仕事仲間より親しい友人のために考えた後のほうが、無関係な仕事を依頼された時に引き受けやすくなるみたいですね。

 

 

 重要他者の持つ目標は、わたしたちに伝染することがあります。

 相手を知っていくうちに、相手の価値観や目標を自動的にコピーしてしまうんです。

 

 だから、付き合う人を選ぶのは大事なんです。

 

 

 ただこのコピー能力、発動するには条件がありまして。

 自分の中にない目標はいくら一緒にいても伝染しないそうです。

 

 漠然と、最近お金を使いすぎたなーと思ってるときに知り合いが節約生活していると興味が湧いてきますね。

 けれど、友人がインターハイに出場したいからといって「おらもやらなきゃ!」とはなりません。

 

 しかも、これは無意識による引力なので、自分を騙していても効果はありません。

「(ほんとは変わるのが怖いけど、今のままじゃ良くない。だから)○○な人になりたい」

 こういうのは精神を消耗するのでやめましょう。

 

 

 さらにこの目標伝染、相手の理想、もしくは相手自身のレベルが高いほどコピーができなくなります。相手と自分を比べて自己嫌悪したり、相手の能力に甘えてしまったり。

 その「すごい人」と釣り合いが取れずに向こうから距離を置かれるなんてケースも。

 

 

 

 こういうところが人は似てる人と集まる、と言われる所以なんだろうなーと思います。

 

 

 冒頭みたいな文面ってたとえが両極端ですよね。

 ツイッターで似たようなのがバズってるのをみたことがありますが、ツイッター民のほとんどが単語やイメージで読んでるのを考えると危険だと感じました。

 

 

 自己啓発本や心理学の読み物って事実をいかに綺麗に書くかみたいなところがあって、効果や発動条件についてはあまり記されていないんです。

 だから、やる気を出してもやる気に見合う効果が返ってこなくて??ってなる。 

 もちろん、賢い人はやみくもに「すごい人」に近づこうなんて発想はしないのだと思いますが。

(悪目立ちする大学生も、背伸びしてる人ばかりですし)

 

 

結論!

 成長するには、釣り合いの取れた友人の長所を意識的に取り入れていく。

 自分の目指す道にいない、脚をひっぱるな、停滞するだけだと感じた友人とは距離を置く。

 運よく「すごい人」と縁ができたら、ビジネスライクな関係になってそのすごさシャワーにあたりまくる。あわよくば技を盗む (崇拝しすぎないように注意) 。

 

 できることってこんな感じでしょうか?

 

 ここまで長々とお読みいただきありがとうございました。